直方青年会議所さまの新春挨拶会懇親会にて、アトラクションとして歌を歌わせていただきました。
その際、谷村新司さんの名曲「昴」を披露させていただきました。
「昴」は、壮大で美しい旋律の中に、目に見えないものの大切さを伝える深いメッセージが込められた作品です。
この曲が描くのは、星空の彼方に広がる無限の宇宙を見上げるような情景。しかしその根底には、人間が本当に大切にすべきものは形のないもの、心や思い、そして見えないつながりであるという哲学が流れています。
この曲をより深く理解し、その先にあるメッセージを感じ取るために、谷村新司さんの著書『谷村新司の不思議すぎる話』を拝読しました。
この本には、谷村さん自身が語る数々の「不思議な体験」や人生観が綴られており、どのエピソードにも共通して「目に見えないものの大切さ」というテーマが息づいています。
「昴」が紡ぎ出す詩の世界は、ただ夢や希望を歌うだけでなく、人生の苦難や孤独さえも受け入れながら、その先にある光を信じる強さを教えてくれるように感じます。
谷村さんの語る「不思議すぎる話」と共通するのは、目には見えないけれど確かに存在するもの――運命、絆、宇宙の摂理といったテーマです。
この曲を聴くと、日常の喧騒の中で忘れがちな「心の中に輝く星」をもう一度見つめ直したくなります。「昴」が伝えるメッセージは、目に見えるものだけにとらわれず、もっと深いところにある真実や価値を見出すことの大切さではないでしょうか。
私たちが生きる世界は、不思議な出来事や説明のつかない偶然、そして目には見えないけれど確かに存在する絆や思いで満ちています。
「昴」は、そうした目に見えないものにこそ価値を見出し、それを信じて前に進む勇気を持つことを教えてくれる名曲だと思います。
このような機会をいただき、自分自身も「昴」の持つメッセージを深く考えることができました。
ありがとうございました。
式部いろは