本日、3月20日春分の日——
おかげさまで、ヨガスタジオは6周年を迎えることができました。
これまで支えてくださった皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
7年前、ヨガ未経験からインストラクターの道に飛び込み、まさに手探りでスタートしました。
ヨガの先生というとポーズが上手で、指導も完璧な存在だと思っていた私。ですが実際にクラスを担当してみると、そんな理想とは程遠い、笑えるような失敗の連続でした。
インストラクターになりたての頃、あるレッスンの最後に「シャバーサナ(お休みのポーズ)」で皆さんをリラックスさせていたつもりが、気がつけば私自身が本気で寝てしまい…。目を開けたときには、お客さまがそっと私を起こしてくれていました。
あの時の恥ずかしさと温かく見守ってくれた皆さまの優しさは今でも忘れられません。
また、最初の頃は「インストラクターだからしっかりやらなければ!」と張り切りすぎ、通常よりもかなりハードな内容にしてしまい、クラスの最後には皆さまがヘトヘトに。終わった後に「今日はすごくキツかったです…」と笑顔で言われたものの、内心ヒヤヒヤして反省したのも懐かしい思い出です。
そんな経験を積むうちに、私は気づきました。インストラクターとして大切なのは、自分がヨガが上手なことではなく、目の前にいるお客さま一人ひとりが「楽しかった」「気持ちよかった」と感じてくださること。
「家では一人では続かないけれど、ここなら頑張れる」と思っていただけるような、そんな空間や時間をつくることの方が、はるかに大切なのだと。
そして、気づけば1日に4本、5本、時には6本とレッスンを担当するようになっていきました。
忙しさの中で、ひとつ前のレッスンの内容だったか、今のクラスで伝えるべきことだったか、頭の中がこんがらがってしまったこともあります(笑)
春分の日は「昼と夜が等しくなる日」であり、「新しい始まり」や「バランス」を意味する特別な日です。
これからも、皆さまが心身ともに健やかに、そして笑顔で過ごせる場所を提供し続けてまいります。
「型にはまったヨガインストラクター」ではなく、もっと自由でもっと楽しく、皆さまと一緒に作り上げる「ヨガじゃない、ヨガ」
なぜ今も毎日レッスンをしているのかと聞かれたらその答えはシンプルです。
「楽しいから」
このスタジオで、皆さまと一緒に動き、笑い合う時間が私にとって何よりの喜びだからです。
皆さまと一緒に歩んでいきたいと思っています。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。